アイロンは衣類のしわを伸ばし、また着られるような状態に整えるものです。このことから、物事をリフレッシュしたり、乱雑になった状況を丁寧に整理することを意味します。吉夢の場合、心身がリフレッシュされ、気分を一新して物事に取り組めるでしょう。アイロンをかける夢は能動的な意味があり、自分から進んで物事を整理していく意欲を示します。
アイロンをかけると、しわくちゃだった衣類がきれいになり、しわが「なかったこと」になります。つまり心理的には、「過去の出来事をなかったことにしたい」という気持ちが働いていることを意味します。イヤな思い出や失敗など、自分にとって不都合なことを無理やり記憶の底に封じ込めたり、自分が傷つかないように事実をねじまげて解釈しようとしているのかもしれません。アイロンが壊れている夢は、物事を元に戻したいけれどそれができないという葛藤を意味します。
相手との関係がもつれているようです。アイロンをかけてしわを消すときのように、いっそ関係自体を消してしまいたいと感じているのかもしれません。そこまで深刻なものでなくとも、ふたりの関係をリフレッシュする必要はありそうです。現状をふりかえり、心に引っかかっていることがあったら、今のうちに解消しておくことをおすすめします。なお、アイロンで火傷する夢は、関係を回復するのに痛みや苦悩がともなうことを示します。
アイロンの熱気は、お金を使いたいという衝動を表すものです。夢の中でアイロンが熱くなっていたら、衝動買いや大物買いによってお金を失うという暗示かもしれないので、注意が必要でしょう。反対にアイロンが冷たくなっていたら、購買意欲は低下ぎみかもしれません。また、アイロンの夢は、お金について気がかりなことや未清算のものが残っていたら、早めにきれいにしておくほうが吉というメッセージでもあります。