フロイト6
今回は、フロイトが用いた「エディプス・コンプレックス」という概念について説明しましょう。
エディプスとは、ギリシアの戯曲に登場する人物の名です。
彼はある国の王子なのですが、国王が「あなたは息子に殺され、王位を奪われる」という予言を恐れたために、赤ん坊のころに追放(本当は殺されるはずだったのですが)されてしまいます。
ところが皮肉なもので、成長したエディプスは、実父とは知らずに王とめぐりあい、彼を殺して王位を奪い、あまつさえ実母である王妃と結婚します。
しかしフロイトは、このエディプスの中に、人間の男児との類似点を発見しました。
それは、母親を性愛の対象として独占することを望み、そのための最大のライバルである父を敵と見なす心の動きです。
こうした心の動きは、古今東西のさまざまな神話などにも見いだすことができます。
もっとも大半の人は、やがては母親から心理的な自立を果たすのですが、それがうまくできず、心のシコリのようになって固着する状況がしばしば見られます。
それがエディプス・コンプレックスです。
なお、これとは逆に、女児が父親を性愛の対象と見なし、独占したいと思う気持ちが固着した状態を、ギリシア神話に登場する王女の名にちなんで「エレクトラ・コンプレックス」と呼ぶことがあります。
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