夢と神話
日本でも多くの人々に愛されているギリシア神話の世界では、夜と死と眠りと夢の神が、ごく近い関係をもつ存在として描かれてます。
死の神タナトスと眠りの神ヒュプノスは、夜の神ニュクスを母にもつ双子の兄弟。
そして夢の神モルペウスは、死の神タナトスの息子なのです。
これらの神々は、大神ゼウスを頂点とするオリンポスの神々よりも早い時期に、物語の中に登場します。これは見方を変えれば、夜と死と眠りが人々にとって非常に身近に感じられるものであると同時に、聖なるものとして畏怖する対象でもあったことを示しています。
夜と死と眠りは、いうまでもなく暗黒の世界。何がそこに潜んでいるのかわからない、未知の世界の象徴でもあったでしょう。明るく秩序正しい「日常の世界」に対する、無秩序で混沌とした「非日常の世界」といえるかもしれません。
ただ、太古から人々は、そこに大きな意義と意味とを見いだしていたからこそ、それらを神格化したのだと思います。現代では、科学の光が暗黒の世界を駆逐しようとしています。
でも、そんな時代だからこそ、暗黒の世界、非日常の世界の存在意義を考え直してみるべきだと思うのですが、いかがでしょうか?
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