ここまで、夢についての様々なエピソードをお話ししてきましたが、実際のところ現代女性が夢について知りたいことの筆頭は、どうしたら夢を覚えていられるの?ではないでしょうか。
毎日の仕事や家事、子育てに疲れ果ててベッドに倒れ込み、あっという間に朝が来てしまう。
そんな毎日では、夢占いや夢分析をしてみたくても、肝心の夢を覚えている余裕がなくても当然です。
そこで今回は、忙しい女性でも簡単に実行できる夢の記憶方法を紹しましょう。
夢を覚えているために効果的な方法としてよく推薦されているのが、枕元にメモ帳を置いていく、あるいはレコーダーを置いてく、という方法です。
一つの夢を見終わるとたいていは軽く目が覚めるので、そのときに記録する準備をしておこう、ということなのでしょう。
いかにも論理的な方法に思えるかもしれませんが、これはとても難しいことです。
家庭がある人ならば、朝一番にいきなりICレコーダーに向かって話し出したり、がさがさと枕元のメモを取り出したりすれば、パートナーやお子さんも目を覚ましてしまいます。
また、記録を取る間に頭がそちらに集中しすぎてしまって出勤時間に遅れてしまった! などというアクシデントもあり得るでしょう。
それに、これからの予定を気にしながらそわそわと走り書きするメモなんて、後で自分が見ても何を書いてあるのか判読できる代物にはなりません。
それよりは、シンプルに自分の夢の力を信じて語りかけてみませんか?
眠りにつく前に「今夜、私の未来や希望に対して意味のある夢を見たら、私はそれを覚えたまま目覚めます」と繰り返し自分に言い聞かせてください。
あまりに簡単すぎて信じられないかもしれませんが、騙されたと思ってやってみてください。
夢は結局、あなただけの世界。
だから、あなた自身の意思が一番、尊重されるのです。
この方法ならば、有益な夢は目覚めても覚えているか、ふっとした瞬間に思い出しますので、そのときにメモを取れば大丈夫。何も思い出せない日ならば、あまり意義のある夢は見なかった、と割り切ってしまえば良いだけです。
ゆったりと、夢の世界を探訪してみてください。
ヘイズ 中村
病弱な幼少時代を多くの書籍を友に過ごし、神秘世界へのあこがれを募らせるようになる。中学生頃から本格的に西洋密儀思想の研究を開始、成人してからは複数の欧米魔術団体に参入し、学習と修行の道に入る。メディアを通じて伝わるギャップに嫌気がさし、現在はメディア出演NGながら、魔女・占い師として、様々な魔術書や占い書の翻訳と執筆を主な活動とし、現在も第一線で活躍する日本魔女界の重鎮にして、日本屈指の占術家。
他にも気になる夢を見たときは、夢辞典で検索してみてくださいね。