夢の中で夢を見るという現象は、一般に「多重夢」とか「夢中夢」といわれています。この現象は、肉体や精神がとても疲れて消耗していると同時に、非常に緊張しているときに起こりやすいといわれています。吉凶いずれにせよ、充分な休養とくつろぎの時間が必要です。夢中夢を見るのは、その人がかかえている問題の根が深く、葛藤が強いことが多いのですが、同時に、無意識下で解決方法を模索していることがあり、それが吉的な解釈に結びつきます。ゆっくりと英気を養えば、運気は徐々に安定するでしょう。
自分がかかえている問題にとらわれて堂々巡りになり、出口が見つからない状態かもしれません。霊的に敏感な人の場合は、表層的な意識と無意識との交流がうまくいかず、深いレベルでストレスを感じている可能性もあります。また、責任感が強い人も、それゆえに現実の世界でのストレスが多大なものとなり、夢中夢に悩まされることがあります。夢中夢がひんぱんに起こったり、長期間つづいたりするときは、一種の睡眠障害とも考えられますから、専門家に相談してみることをおすすめします。
別れるか別れないかでもめていたり、失恋直後の傷心のさなかで心身がダメージを負い、疲れきっているときに夢中夢を見ることがあります。相手への思いが深ければ深いほど自分が負うダメージも深く、ゆったりとした気分で眠れない日がつづくかもしれませんが、時間の経過が何よりの薬です。一般に夢中夢は、睡眠にかかわる生理的なトラブルに近いもので、夢解釈的な手法でアプローチしてもあまり役に立ちません。とにかく心身を休め、自分が楽しいと思えることをして少しでもストレスを解消していくのがいいでしょう。
金運をつかめそうでつかめない運気です。相手の言葉が本当なのかウソなのか、ただ調子がいいだけなのか、そのあたりの見きわめが甘くなりやすい運気でもあります。こういう時期は、あいまいなことに手をだしてはなりません。金額に惑わされないで、絶対に確実だと思えることだけに取り組み、手堅く稼いでいくのが一番です。