予知夢、悪夢、吉夢といった大まかな区別だけではどうも飽き足らない。もっと毎日の夢を詳しく知りたい! といった思いに応えてくれるのが、夢占いでしょう。
しかし、いざ夢占いをしてみよう! と何冊か参考書を買い込んでみると、どれも微妙に違った解釈が記されているのに気がつくでしょう。
例えば、女性が服や靴を選ぶ夢を見た場合、環境の変化、特に転職を意味することが多いのですが、その選択肢がたくさんあると解釈する夢占いもあれば、選択できなくて困っている、と解釈する書籍もあるのです。
これはどちらが正しいかではなく、どちらも正しい、と考えるべきでしょう。何度も申し上げますが、夢はとても個人的な現象。
なので、万人に当てはまる解釈などありはしないのです。でもそれでは……と思うあなたに、究極の夢占い方法をこっそり、お教えします。題して「夢のことは夢に聞け」!
つまり、後からああでもない、こうでもないと悩むのではなく、夢の中でその意味を解決してしまう方法です。
そのためにはまず、夢を見ている、という自覚が必要です。
気になる夢を見る日が続いたら、寝る前に「夢を見たら、自分の左手を見つめること」と唱えながら眠りに入ってください。
こうしておくと、夢が始まったとき、自然に左手に視線が行き、自分は夢を見ている、という判断ができるのです。
これができたら、後はもうカンタン。夢の中の人物と会話をしたり、意味ありげなグッズを手にとってじっくり調べてみたり、と存分に夢の冒険を楽しんでください。
ヘイズ 中村
病弱な幼少時代を多くの書籍を友に過ごし、神秘世界へのあこがれを募らせるようになる。中学生頃から本格的に西洋密儀思想の研究を開始、成人してからは複数の欧米魔術団体に参入し、学習と修行の道に入る。メディアを通じて伝わるギャップに嫌気がさし、現在はメディア出演NGながら、魔女・占い師として、様々な魔術書や占い書の翻訳と執筆を主な活動とし、現在も第一線で活躍する日本魔女界の重鎮にして、日本屈指の占術家。
他にも気になる夢を見たときは、夢辞典で検索してみてくださいね。