新しい元号「令和」の典拠となったのが万葉集の梅花の歌です。
実は、ここに大きな開運のヒントが隠されています。
いったいそれは?
梅は最高のスピリチュアルな植物
万葉集は、奈良時代にまとめられた日本最古の和歌集で、
梅の花が歌われた32首の序文「時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ(初春の良い月で空気は清く澄み、風がやわらかくそよいでいる)」の部分から、「令」と「和」が選び取られました。
天平二年正月13日、現在のカレンダーでいうと2月8日頃、大宰府の長官だった大伴旅人の邸宅で開かれた宴会に集まった32名の役人が、庭の梅にまつわる歌を詠んだ状況が序文に記されています。
この序文には、スピリチュアルな意味が隠されているのです。
実は、庭を清浄な気配にさせているのは、梅の花。
花の咲く樹木はスピリチュアルな力を持つものが多いのですが、中でも、梅は別格といえます。
邪気を祓い、私たちにパワーを与えてくれる最高の樹木といえるものなのです。
厳しい冬を過ごしているうちに、私たちの心身のスピリチュアルなパワーは濁ったり、不足したりします。
花を咲かせる頃の梅は、そうした心身の濁りをクリーンにする邪気祓いの効果を持つのです。さらに、新鮮なスピリチュアルなエネルギーを私たちに与えてくれる力を持っています。
令和の典拠となった万葉集の序文には、このような梅のスピリチュアルなパワーを愛でる古人の気持ちが隠されているのです。
清浄な人間関係が開運のカギ!
大伴旅人は、自分の庭に咲いた梅の花のパワーを独占することもできました。
しかし、彼は仲間を呼んで、みんなで梅のスピリチュアルなパワーに触れようとしたのです。
ここに開運のヒントが隠されています。
運というものは、たとえば仕事運にしても金運にしても、他者が運んできてくれるものです。
自分1人だけが梅のパワーで清浄になっても、自分を取り巻く人間関係が清浄なものになっていなければ、結局、開運につながらないということを大伴旅人は知っていました。
だからこそ、彼は仲間を集め、みんなで梅の花を愛でる宴を開催したのです。
ウイン・ウインの発想が大切
自分を取り巻くみんながスピリチュアル的に清浄になって、スピリチュアルなパワーにみなぎれば、自分の運気は自然にグングン伸びていきます。
自分1人だけが開運するという発想はNG。みんなで開運していくというウイン・ウインの発想が効果的だということを、令和の典拠となった万葉集が私たちに教えてくれています。
美味しいもの、楽しいもの、ワクワクするものは、梅の花と同様、私たちのスピリチュアルな力をクリーンにし、高めてもくれます。
そのようなものがあったら、ぜひ大伴旅人にならって、みなさんのまわりの人たちと共有してみましょう。
まわりの人たちの運気が上がることで、あなた自身の運気も、どんどん上がっていくはずです。
令和の典拠となった万葉集に示されている開運の方法を使い、あなたも幸せをつかんでみましょう!