夢を現実に活用している人たち

ためになる夢知識
現在でも世界の色々な地方に、ある種の夢は先祖からのお告げやアドバイスだといった考え方があるようです。

 あなたの身の回りにもきっと、亡くなったお祖母ちゃんが夢に出てきて、今日は出かけないで家にいなさい、という言葉を信じて外出を控えたら、搭乗予定の飛行機が墜落して九死に一生を得た……といった体験談を語る人がいることでしょう。

 それほど分かりやすくて有益なメッセージに溢れているのであれば、人生の一大事以外、もっと日常的なイベントにも夢のお告げを活かしたいものではないでしょうか?

そう、そのように夢を扱っている民族も、実在するのです……

 東南アジアのマレー半島中南部に居住する山岳民族、セノイ族。彼らは主に焼き畑農業で生計を立てている素朴な人たちです。

 彼らには他の山岳民族に比べて土地争いや食料争いの闘争が極端に少なく、家を建てるような共同作業も素早いという素晴らしい特徴があります。


 そしてなんと、その長所の多くは「夢を大切にする」という部族独特の習慣から来ているというではありませんか!

 セノイ族の一日は、家族で囲む朝食の席で「お早うございます」ではなく「夕べはどんな夢を見ましたか?」という言葉を交わすことから始まります。
 そして誰もが、セクシャルな内容であっても恥ずかしがることなく、正直に自分の夢を披露します。

 たいていの場合は家族で一番年下の人間から夢を話し出すのですが、他の家族が自分たちの経験を活かして、その夢に反映された悩み、不満、苦悩などを解決するように導いていきます。
 これが、平和的な暮らしの根本を築いているのです。

 セノイ族は病気に倒れるとヘリコプターで輸送してもらうしか無い場所に住んでいるのですが、他の部族に比べると、この医療ヘリの出動回数も極端に少ないという説もあります。
 これもお互いの夢から体調不良の前兆を読み取り、早期のケアができるせいだとか。

 このように夢を上手に利用して、現実をポジティブに変化させていくテクニックは、私たちが想像する以上に実用的なのかもしれません。

 
ヘイズ 中村
病弱な幼少時代を多くの書籍を友に過ごし、神秘世界へのあこがれを募らせるようになる。中学生頃から本格的に西洋密儀思想の研究を開始、成人してからは複数の欧米魔術団体に参入し、学習と修行の道に入る。メディアを通じて伝わるギャップに嫌気がさし、現在はメディア出演NGながら、魔女・占い師として、様々な魔術書や占い書の翻訳と執筆を主な活動とし、現在も第一線で活躍する日本魔女界の重鎮にして、日本屈指の占術家。


 他にも気になる夢を見たときは、夢辞典で検索してみてくださいね。

おすすめ記事
【夢占い】虫の夢、気持ち悪いけど本当は吉兆!?全34パターンの夢診断
【夢占い】夏の前に見ておきたい、レジャーの夢31選
見たい夢を思い通りに見る方法!@
【夢占い】豊かに広がる人間関係!春の夢18選
恋人と喧嘩するときに見る夢
記事ジャンル
カラダ・ココロ お金 対人・恋愛 スピリチュアル ライフスタイル バラエティ 自分自身 ためになる夢知識 開運コラムTOP