「八十八夜」という言葉を目にしたり、聞いたりしたことがある人は多いと思います。
でも、八十八夜って何? この日にした方が良いことって何かあるの?
そんなふうに思っている人は少なくないのかも……。
そこで、今回は、八十八夜についてのウンチクを、スピリチュアルな観点も含めて、いろいろお教えいたします。
八十八夜とは
立春を第1日目として、ここから88日目にあたる日の夜が八十八夜。2023年の八十八夜は5月2日となります。
末広がりの「八」が重なるということで、古くから、たいへん縁起の良い日といわれてきました。
八十八夜の前後1週間ぐらいの期間は、あなたを幸せに導くスピリチュアルなパワーが満ちていますので、それを上手に取り入れてみるとよいでしょう。
空間のパワーを取り入れる
5月といっても、夜は、まだ肌寒さが残っています。そのため、八十八夜を室内で過ごす人が多いと思います。でも、それはもったいない。
八十八夜は、空間に新鮮な宇宙パワーが満ちてくる時期。
できるだけ、そのパワーに触れた方がいいです。
なので、八十八夜の時期は、ベランダ、縁側、お庭などに出て、外気を味わってみるのがおすすめ。ゆったり深呼吸をし、八十八夜の外気を体の中に取り入れてみましょう。
晴れていたら、お月見をしてもいいし、星空をのんびり眺めるのもいいですね。雨で外に出られない場合は、窓を開け、しっとりした外気を味わうだけでもOK。雨もまた、風情があっていいものです。
忙しくて、そんな時間がとれないという人は、八十八夜の日に摘んだお茶を飲んでみましょう。お茶を通して、八十八夜の空間パワーをもらうことができますよ。
昔から、この日に摘んだお茶を飲むと、一年を無病息災で過ごせるという言い伝えがあります。これは、八十八夜の前後に満ちる空間のパワーを享受することの御利益を言っているのです。
何かをスタートさせてみましょう
ちょうど、八十八夜の時期は季節のかわり目で、霜がおりなくなってきます。そこで、この日を目安に、種まきや田植えなどをする習慣が根付くようになりました。
空気にみなぎるパワーが、植物の生育をサポートしてくれるので、農作業を開始するのにもってこいの日。そのことを、昔の人は体験的に知っていたのかもしれませんね。
みなさんも、八十八夜の時期に、昔の人の習慣にならって、新しい何かの「タネ」になるような下準備をしたり、何かを新しくスタートさせてみるといいですよ。
空間にみなぎるパワーが、あなたの思いをサポートしてくれるので、大きな「実り」を与えてくれそうです。
以上のことを参考に、八十八夜の時期を有意義に過ごしてみてくださいね。