「忘れた頃にやって来る」のが災害です。
「もしも……」の時に役立つ防災グッズの準備は、「平時」のときに済ませておくと安心できますね。
すでに防災グッズを揃えているという人も、そのままにしておかず、時々、点検が必要ですよ。
今回は、そのポイントを、スピリチュアル的な観点も含めて、いろいろ、お教えいたします。
必要となるものは?
ありとあらゆるものを備えておくのが理想。とは言うものの、備蓄スペースは限られているし、せっかく備えていても、いざというときに、あまり役に立たない物もあります。
なので、上手に、必要最小限の防災グッズをセレクトしておくことが大事です。
災害時に必要不可欠なアイテムは、飲料水、食料、非常用バッテリー、衛生用品、照明器具、救急セット、現金(小銭を中心に2万円ほど)などが挙げられます。
飲料水は1人、1日3リットルが目安。飲料水や食料は3日分の備蓄が必要といわれているので、家族構成に合わせ、必要な量を常備しておくと安心です。
また、リアルタイムの情報収集、安否確認などで、スマートフォンが、災害時の生活には必需品となります。なので、
電源切れを防ぐ非常用のバッテリーも大事ですね。
2種類、用意しましょう
防災グッズは、家の中で過ごすための「備蓄用」と、脱出時に必要となる「持ち歩き用」の2つに分けておきましょう。
災害が起こってから、インフラの復旧や救援体制が整うまで、通常、3日ほどかかるといわれています。家で、その期間を過ごせるグッズを揃えておくといいですよ。
人間は水分と睡眠を十分に確保すれば、何も食べなくても2週間は生き延びられるといわれています。しかし、水をまったく飲まないと5日で命が危険な状態になるそうです。なので、飲料水の備蓄は必須ですよ。
脱出時は、何が起こるかわからないので、両手は自由にしておくことが大事。
持ち出し用のグッズは、背負える袋などに入れ、小走りで移動できる程度の重さが目安となります。
持ち出し用で必須となるのは、飲料水、食料品、貴重品(現金・印鑑・預金通帳類)、毎日飲んでいる薬、非常用バッテリーなどです。
スピリチュアル的に用意すべきもの
みんなが移動する方向に、何も考えずについて行ったため、命を落とした。これまでの災害の歴史をみると、そのような事例が珍しくありません。
こんなときに必要となるのが直感力です。
人は皆、自分の身を守るための情報を引き寄せる「直感力」を持っています。災害時は、この直感力を鈍らせないことが大事。
心がざわついていると、直感力が鈍り、さまざまなノイズを拾ってしまい、自分にとって本当に必要な情報がわからなくなってしまいます。直感力を高めるには心を鎮める必要があるのですが、ここで役立つのが瞑想の技術。
災害によるパニック状況でも瞑想ができるよう、日頃から、瞑想の習慣を持っておくと安心できますよ。
軽く目を閉じ、呼吸に気持ちを集中させ、吸うときよりも、吐く時間を長めにして、ゆったりと呼吸をする。それだけで十分な瞑想効果を生みますよ。
短時間でも、日々、このような瞑想をしていると、いざというとき、この習慣が役立って、心を鎮められ、直感力を高められます。
身の安全を確保するための情報を「第六感」でキャッチするだけでなく、
瞑想することで、災害時、不安な心を穏やかにもできますよ。
防災のために常備しておいた方がよいのは「物」だけではありません。必要なときに、すぐ瞑想できる習慣づけも大切ですよ。
以上のことを参考に、防災への備えを固めてみてくださいね。