12月の誕生色は「黒」です。
黒は、悪いものを表すイメージカラーと思われがちですが、そうではありません。
高級品は黒色に彩られていることが少なくありませんね。あらたまった場で着る服も黒です。本来、黒色は、そのようなポジティブな意味を持っています。
12月に、そんな黒色に親しむと、開運パワーを引き寄せられる。こういったわけで、黒色が12月の誕生色になりました。
皆さんも、その黒色パワーにあやかってみてはいかがでしょう。
今回は、そんな黒について、いろいろとお教えいたします。
「黒」の色言葉は
「黒」の代表的な色言葉は、強さ、重厚さ、威厳、高級、集中です。
高級感を演出したいときに黒色が選ばれたり、フォーマルな服、裁判官の法衣、宗教家がまとう服などが黒色なのは、黒の色言葉のイメージを表現したいからといえます。
その一方で、黒は、暗黒を想起させ、ここから生まれる恐怖感の演出にも多用されてきました。しかし、黒が、もともと悪いイメージに彩られているかというと、もちろん、そうではありません。
黒色の持つ「強さ、重厚さ、威厳」といった要素が強くなりすぎたために、ネガティブなイメージに反転しただけです。優しい刺激は快を与えるのに対し、強い刺激が痛みになるのと似ています。
黒色の服に身を包んだとき、まわりに悪印象を与えないようにするコツは、
黒が主体の中に、暖色系のものを混ぜ、黒の刺激をやわらげることです。そうすると、黒のポジティブなイメージが増幅されますよ。
黒色の心理効果
黒色に惹かれるときの心理状態が研究されています。
まわりの状況に敏感になりすぎ、「自分を守りたい」「周囲をブロックしたい」という気持ちが高まったとき、黒色に惹かれやすいといわれています。
また、心を、右にも左にも傾かない中立の状態にしたいとき、さらには、物事に集中したいときにも、黒色を求める傾向があるそうです。
集中した作業が求められる場面で使われる道具類に黒色が多いのは、こんな理由があるのです。
「ちょっと敏感になりすぎているかな」とか「心をニュートラルな状態にしたい」、あるいは、「ここ一番、 集中力が必要」という場面では、黒色を多用してみるといいです。黒色があなたの心をサポートしてくれますよ。
12月は、新しい年を前に、やることが多くなり、いろいろと忙しくなる時期です。また、新年への気持ちの切り替えも求められます。
このような12月に、黒はとても役立つ色となりますね。12月の誕生色に黒が選ばれたのは、こういった理由があってのことなのかもしれませんね。
パワーストーンも活用してみましょう
黒水晶、黒翡翠、トルマリンなど、黒色のパワーストーンは、いろいろあります。
その中で、おすすめなのは、黒曜石です。
縄文人が石器の材料として、黒曜石を愛好していたのは、よく知られています。黒曜石がその場所でとれないとき、わざわざ遠方から取り寄せ、石器に加工していました。
獲物を狙うときには集中力が必要です。もし、仕留められなかったら、食べ物にありつけずに、死に至る危険もあります。
黒曜石は、気持ちを落ち着け、獲物に集中するパワーを与えてくれるので、縄文人は黒曜石を好んだといわれています。
おもしろいことに、古代ネイティブアメリカンも黒曜石を愛好していました。
彼らは、黒曜石を身につけると、ネガティブな要素を遠ざけ、身を守ってくれると信じていたのです。
古代の人は、いずれも、黒曜石を通して、黒色のパワーを大いに活用していたわけですね。
みなさんも、黒曜石などのパワーストーンから、黒色のポジティブなパワーをもらってみてはいかがでしょう。
以上のことを参考に、12月生まれの人はもとより、他月生まれの人も、12月は黒色に親しんで、幸運を引き寄せてみてくださいね。