誕生石や誕生花は、その月に親しむと、運気に弾みがつく「ラッキーアイテム」が選ばれています。
樹木についても、月ごとの「ラッキー樹木」があり、それが「誕生木」となっていますよ。8月は欅(けやき)です。
でも、どうして、欅が8月の誕生木に選ばれたのでしょう。
今回は、そんな欅について、スピリチュアルな観点も含め、いろいろとお教えいたします。
欅の性質
数字の「八」は、上の部分を「現在」、下の部分を「将来」とみたとき、将来に向かって大きく広がっている姿から、「将来が発展していく」という「末広がり」の意味を持つ「縁起の良い数字」とされてきました。
この「八」を上下反転させると、ちょうど、扇子を開いた形になります。そのため、昔から、扇子も縁起の良いアイテムとされてきました。日本の伝統芸能の「能」で、演者が扇子を手に持って舞うのも、「末広がり」をイメージさせる扇子の呪術性を活用してのことです。
欅の枝は、「八」を反転させた、扇子を広げたような形で枝を伸ばしていきます。その姿が8月にふさわしいということで、8月の誕生木に選ばれました。
欅は、末広がりの縁起の良い木なのです。
夏は欅に親しみましょう
昔はクーラーがありませんでしたので、夏が大変でした。
江戸時代は特に、道を歩いていて、夏の強い日差しで気分が悪くならないように、欅が街道沿いに植えられていました。
現在も、道路の両側に欅があるのは、古い時代の名残です。新しく植えられた木もありますが、大きな樹木は江戸時代の欅かもしれませんよ。樹齢を調べてみるといいですよ。
現在は、クーラーがあるので、欅の木陰は不要かというと、そうではありません。欅のスピリチュアルな力が夏に役立つのです。
暑くなってくると、ちょっとしたことでイラッとしたり、キレやすくなったりして、些細なことで、大切な人間関係にヒビが入ったりします。欅は、これを防ぐのです。
欅は、人間関係に癒しを与え、欅の枝ぶりが示すように、人間関係を「末広がり」に発展させていくスピリチュアルパワーを与えてくれます。
人間関係の広がりが命運を握るビジネスに携わっている人だけでなく、絆をさらに深めたいと願っている恋人たちに至るまで、欅のパワーは役立ちますよ。
会議室を出て、欅の木陰でランチミーティングをしたり、欅の下で愛を語り合ったりすると、
人間関係のヒビ割れを修復し、末広がりの縁起の良い将来を手にできそうです。
太鼓の音に親しみましょう
8月はお祭りの季節でもありますね。あちこちで、太鼓の音が聞こえてきます。この太鼓の胴の材料となっているのが欅。
欅のスピリチュアルパワーは、音楽にも親和性が高く、太鼓の音に乗りやすいです。
なので、太鼓の音を浴びるのも、欅の持つ縁起の良い「末広がり」のパワーを受けることになりますよ。
欅は、和太鼓の胴の材料として最高のものとされています。響きが良いという点もあるのですが、そもそも、お祭りは、スピリチュアルパワーを求めた呪術の現場から発生してきたものです。
欅を太鼓に使い、その音を浴びると運気アップに役立つことを、昔の人は、体験的に知っていたのでしょう。だから、太鼓は欅で作られてきたのでしょうね。
8月生まれの人はもとより、他月生まれの人も、以上のことを参考にして、8月は、欅のパワーをたっぷりといただいてください。