各月ごとに割り当てられた干支があります。それぞれの「月」に割り当てられた干支の性質を知り、そこにあやかると、「季節のエネルギー」を味方につけられ、運気をアップさせられるといわれていますよ。
6月の干支は「未(ヒツジ)」です。モコモコとした毛に包まれた愛らしい姿、あるいは、群れをなしてのんびりと草を食むヒツジのイメージを持っている人は少なくないかも。
でも、ヒツジのイメージはこれだけではありませんよ。梅雨の時期を健やかに過ごし、実り豊かな後半戦へと繋げるための重要な意味が隠されているのです。
いったい、それは……。今回は、そんな6月の干支「未(ヒツジ)」について、お教えいたします。
なぜ6月がヒツジ?
十二支を月に割り当てる慣習は、今から約3000年前の古代中国にまで遡ります。当初は「子」が1月でした。その後、1月が「寅」に変更され、現在に至っています。
「寅」を起点としたカレンダーに落ち着いたのは、こちらの方が、「自然界のエネルギー」と「干支の動物のイメージ」がフィットしたからなのでしょう。
「寅」を起点とした場合、6番目にくるのが「未(ヒツジ)」です。「ヒツジ」を表す漢字に「羊」を採用せずに、「未」とした点が大事な点ですよ。
漢字の成り立ちを紐解くと、「未」は「木に枝葉が重なり、まだ成長しきっていない状態」を表します。この「未」の漢字の表す状態が、6月の自然界のエネルギーにマッチしているのです。
「未」の語源にあやかりましょう
「未」の字は、自然界においては「春に芽吹いた植物が勢いよく伸び、いよいよ実を結ぼうとする一歩手前の、エネルギーが最も内側に凝縮されている状態」を表しています。まさに、盛夏の一歩手前の6月にふさわしいものです。
ヒツジは、十二支のキャラクターの中で、「家族愛」や「群れ」を象徴する動物とされています。これは、ヒツジが、いつも仲間と行動を共にし、お互いの体温を感じながら結束を高める習性があるからです。ここから、「未」の漢字の意味する「内側に凝縮されている状態」にピッタリな性質を持った動物ということで、ヒツジに「未」の漢字を当てたといわれていますよ。
6月は、漢字の「未」の状態、つまり「完成へ向かう途中の段階」「成熟の手前にある状態」「物事が静かに満ちていく過程」を大切にしていくと、自然界のエネルギーを味方につけられますよ。無理に突き進もうとせず、周囲と調和しながら物事を育む心の余裕を大切にしていきましょう。雨に打たれながらも、根を深く張る植物のように、小さな努力の積み重ねが大きな実りをもたらしますよ。
完成を急がず、足りなさを嘆くのではなく、「未完」の状態を「これから満ちていく過程」と考えて、焦らず、穏やかな気持ちで過ごすと、自然界のエネルギーの加護を受けます。
夏の強い日差しが訪れると、物事は一気に成熟へと向かいますね。
その直前にある6月は、静かな準備期間であり、心と体を整えるための大切な時間と考えましょう。
人間関係を大切に
「未」には、人間関係における重要な示唆も含まれていますよ。
人は、他者との関係の中で生きており、自分1人でできることは限られています。実際、人がこの世に生まれたのも両親(先祖)のおかげです。
つまり、人間は1人では「未完」の状態なのです。
ヒツジが群れをなして生きていくように、人も豊かな人間関係のなかで、はじめて幸せを手にしていけます。
なので、6月はヒツジにあやかって、周囲との距離感を見直し、調和を大事にする時期。こう考えると運気がアップしますよ。
具体的には、忙しさの中で見過ごしていた小さな気遣いや、言葉にしてこなかった感謝の気持ちをあらためて表してみるといいですよ。そうすると、あなたを取り巻く人間関係は、もっと温かなものへと変わっていきます。
また、目標に向かうには、他者との協調が欠かせませんね。ヒツジは争いを好まず、平和を愛する性質を持っています。
職場やプライベートで意見の違いが生じても、ヒツジのように優しく包み込む姿勢で臨みましょう。そうすれば、関係がより深まり、互いに支え合う絆が生まれていきます。
6月に周囲との調和を意識した人は、自然界のパワーを味方につけられ、安心できる人間関係の基盤が整っていきますよ。そして、ここが金運の土台ともなるのです。
6月の干支「未(ヒツジ)」の影響力は7月前半まで及びます。以上のことを参考に、雨の季節を優しく豊かにすごしていきましょう。