水平リーベ僕の船…中学・高校で頭を悩ませた元素記号の覚え方です。この元素周期律表…夢から着想を得て完成されたこと、ご存知でしたか?
夢からヒントを得て、様々なものを発明したり、発見したり、創作する話は意外とたくさんあるのです。
今日は、元素周期律表のドミトリ・メンデレーエフ氏のお話をしましょう。
たゆまぬ努力と研究の末にひらめきを得たドミトリ
ドミトリ・メンデレーエフは、1869年2月17日の朝、連日の研究に疲れ、つい寝落ちしてしまった時に夢を見たそうです。
「何かの表が浮かんでいる。見たことのない不思議な表だ。その映像がだんだんハッキリしてくる。そこには元素の記号が並んでいた。」
目が覚めると、すぐに夢で見た表を紙に書き起こしました。この瞬間、元素周期律表が生まれたのです。
座って休んでいたら突然出来たと思っている!
まるで神様のプレゼントのように、夢が研究の努力のご褒美をくれたわけでは当然ありません。夢は、あくまでも彼の研究と知識をサポートしてくれたのみ、彼自身の日頃の努力なしくてこの着想は得られません。
ドミトリ自身もこのような発言をしています。
「私は周期表について20年くらいは考えていた。しかし皆さんは、私が座って休んだら突然できたと思っている」
心血注ぎ、寝食を忘れ没頭した者には、ふと夢が小さな贈り物をくれることがある…という証明なのでしょう。
悩み事があったら、夢に語りかけてみてください
私は天才でもないし、科学者でもない、こんなの参考にならないわ。
そう思ったあなた、それはちょっと違います。この「夢からのちょっとしたサポート」は何も天才だけに与えられた特権ではないのです。
誰にでも悩み事はあります。小さなものから、胸を痛めるような悩みまで、あなたにもあることでしょう。
眠る前に夢に語りかけてみてください。
「私の悩みを解決するヒントをください」
今晩すぐに夢からのサポートを受けることはできないかもしれません。
日々努力し、願い、解決に向けて積極的に行動していれば、ふとしたときに夢があなたをサポートしてくれるはずです。
他にも気になる夢を見たときは、夢辞典で検索してみてくださいね。