フロイト4
今回は、フロイトが用いた「スーパーエゴ(超自我)」という概念について説明しましょう。
スーパーエゴとは、いってみれば、私たちの心の中に潜む裁判官のようなものです。
私たちの心の中では、いつも「イド」と「エゴ」とが戦っているということを前の回で書きました。
スーパーエゴとは、エゴがイドをうまくコントロールできなかったとき、その人間を罰する方向に働く心の機能を指します。
たとえば、フロイトは、強盗などの凶悪な犯罪をおかした人間がしばしば、「ついうっかり」犯罪現場に証拠を残すことに注目しました。
この場合は、犯罪者の内にあるスーパーエゴが、犯罪者自身の注意力を散漫にし、あえて社会的に厳しく罰せられるきっかけをつくったといえます。
つまり、人の物を盗んで自分の物にしたいというイドの衝動を、エゴがコントロールできなかったことに対する「罰」と見なすことができます。
イドとエゴとのバランスがとれているうちには、スーパーエゴはいたずらに厳しさを発揮することはありません。
そのバランスが崩れたとき、当の本人をも苦しめる厳格な裁判官として機能する可能性があるのです。
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