「シンクロニシティ」という言葉を聞いたことがありますか?
友達と話をしていて、同時に同じ言葉が出た時、「シンクロした!」などと使うこともありますね。
同じような言葉で、シンクロナイズがあります。これは、同期する、同時に起こる、または起こすことを意味します。まさにシンクロナイズドスイミングのように、同時に同じ動きをすることや、映像等で画面と音とを合わせることとして使われます。
一方、「シンクロした!」の方のシンクロは、シンクロニシティと言い、共時性、同時発生、意味のある偶然の一致を意味します。
例えば友達に電話をしたら、「私も今、電話しようと思ってた!」なんて経験、1度や2度あるのではないでしょうか。ちょうど読みたいと思っていた本を、タイミング良く読み終わった人から譲り受けたり、貸してもらえたりした経験はありませんか?
日常的にちょっとしたシンクロニシティは起こっているのです。
秋山眞人とおみくじ
先日、秋山眞人先生が唐突に、本当に不思議な話があってね……と話をしてくださいました。
「今年の元日に、普段から通っている神社にお参りに行ったんですよ。それで、おみくじを引いたのね。46番で大吉がでて。
『心をかたく持って 一時の不運にあわてさわぎ思いまようてはいけません。本業をよくまもって静かにときの来るのをまちなさい。開運うたがいなし。』
と、こう書いてあるんですよ。
※先生が普段通われている神社なので一部モザイクで処理しております
大吉だし、よかったなあと思ってね。
で、先日僕は家族で金沢に旅行に行ったんですよ。初日に石浦神社っていう、結構人気のある神社に行ったんです。それでおみくじを引いたらね、また46番で大吉! 内容も全く同じでね。
その日の夜に、僕は体調を崩して夜中に七転八倒したんですよ。アニサキスにあたって胃の一部を切り取ってもらったんですね、緊急病院で。翌朝は回復してたから、僕の守護神でもある菊理媛(キクリヒメ)の武器である剣を祀ったと言われている金剱宮へお参りに行ったんです。
それでまたおみくじを引いたんですよ。そうしたら……
また、46番の大吉、内容も同じだったんですよ。こんなシンクロニシティははじめてだから、よっぽど開運うたがいなし! 何だろうなって、今年の後半は楽しみなんですよね。アニサキスで一時の不運は終わったからね(笑)」
同じおみくじを続けて3回引く確率は1/100万
面白おかしく秋山先生はお話してくださいましたが、一般的におみくじの種類は100種類あると言われています。神社によって、30種類、50種類などあるようですが1番〜100番まであるようです。
その中から同じおみくじを3回引く確率は、1/100万!
交通事故で死亡する確率が1/10,000。これを読んでいるあなたは生きてらっしゃいますから、あり得ない確率なのは一目瞭然です。
このシンクロニシティには、強い運命の動きを感じますね。
意味のある偶然で幸せをつかむ!
シンクロニシティは、意味のある偶然です。「この本が読みたい」と思ったら、その本が手に入るということは、まずあなたが、「読みたい」と欲する意識の働きかけがあり、それに応じる現象が起こるということです。
とすると、あなたが求めたものがすべて手に入るのでしょうか?
実は、「強過ぎる思い」にはシンクロニシティは起こりづらいという法則があるそうです。強過ぎる思いには、ある種の「悲壮感」が漂ってしまうからだといいます。その悲壮感の方が潜在意識に刷り込まれてしまい、願いは遠ざかるそうです。
願いがあれば、淡く、楽しく、よいイメージで潜在意識に刷り込み、次の瞬間には忘れてしまうくらいの方がシンクロニシティは呼び込みやすいそうですよ。
この極意をつかめれば、あなたの願いをシンクロニシティで叶えることができるでしょう!