フランスでは、5月1日に、スズランを愛する人に贈る習慣が古くからあり、スズランは、5月を代表する花となっています。
スズランには、どのようなスピリチュアルなパワーがあるのでしょう。
また、取り扱いの注意点は?
今回は、5月の花、スズランについて、いろいろとお教えいたします。
毒草なので注意が必要
スズランは、見た目は、とても可憐な花ですが、毒草です。
茎・葉・花など、体全体に毒があり、特に根と花に毒が多いので取り扱いには注意しましょう。
切花のスズランをさしていた水にも毒が広がるので、その水を誤飲しないように気をつけてください。ペットに与えるのもNGですよ。
花粉にも毒がありますので、食卓にスズランの花を置かないようにしましょう。
とは言うものの、それほど神経質になることはありません。スズランに触れたら、よく手を洗い、窓の向こうにあるスズランを眺めるなどして、室内に置かないようにすれば安心できます。
どうしても心配なら、写真や絵などをそばに置いておくといいです。
スズランのパワーは、画像などでも、バッチリとあなたに届きますよ。
精霊が宿る花
でも、なんで、こんな毒を持ったスズランが昔から愛されてきたのでしょうか。
それは、スズランに精霊が宿りやすいからなのです。
スズランの毒は、自分に害をなす虫や動物を寄せ付けません。そのため、とても清浄な状態に、自分自身を保つことができます。そんな良好な状態のところに、精霊は宿りやすいのです。スズランの花言葉「純粋」も、ここから出ていますよ。
スズランは悪しきものから身を守るために毒を備えています。他の生物を攻撃するための毒ではありませんから、スズランは決して悪い花・怖い花ではありません。
スズランの毒性を理解した上で、取り扱いに注意し、スズランに宿る精霊に親しむようにすればよいのです。スズランをプレゼントする場合には、相手に、そのことを伝えてくださいね。
あなた自身も清浄になれます
スズランの花言葉には「再び幸せが訪れる」もありますよ。
ヨーロッパは寒い土地が多く、そこに生きる人々にとって、スズランの花は、春の訪れのシンボルになってきました。ここから、この花言葉が生まれてきたそうです。
それだけではなく、スズランの持つ毒が邪悪なものを排除し、精霊を宿し、人々に精霊の加護をもたらすため、「闇から光へ」という意味の「幸せの再到来」という花言葉が生まれたともいわれていますよ。
もし、あなたが、現在、あまり幸福を感じていなかったとしたら、スズランの力を活用してみるといいですよ。
あなたを清め、精霊のパワーで幸せがもたらされるかもしれませんよ。
ヨーロッパの人々は、そんなスズランの力にあやかろうと、愛する人にスズランを贈り合ったのです。清浄さの向こうに、美しい愛と幸せを育てようとしたのでしょうね。
あなたも、そんなスズランの力に、あやかってみてはいかがでしょう。