ひまわりは夏を代表する花ですね。
元気で明るいイメージのひまわりと上手に付き合い、暑い夏を乗り切りたいもの。
今回は、そのためのひまわりに関するウンチク、そして、ひまわりから幸せをもらうための方法をお教えいたします。
太陽の花
ひまわりは、太陽に向かって花を咲かせることから、「あなただけを私は見つめています」「憧れ」といった一途な愛を表すものが、ひまわりの花言葉となっています。夏にプロポーズをする人が、ひまわりの花束を渡すのは、このような花言葉があるからですね。
太陽信仰の国であった古代インカ帝国では、ひまわりは「太陽の花」と尊ばれ、神殿には、ひまわりの花が彫られ、神殿に仕える巫女たちは金細工のひまわりを身につけていました。古代インカ帝国ではヒマワリは太陽神の象徴として崇拝の対象となっていたのです。
ひまわりは、このような太陽のイメージとともに、ヨーロッパにもたらされることになりました。
こうして、ひまわりは、英語で「sun flower(太陽の花)」、スペイン語で「girasol(太陽に向かう花)」などと呼ばれるようになったのです。
飾り方のコツ
ひまわりは、スピリチュアル的な取り扱いが難しい花ではないので、気楽にお庭に植えてもいいし、切花にして家の中で飾ってもいいですよ。ひまわりの花をお部屋に飾ると、パーッとお部屋が明るくなります。さすが「太陽の花」です。
切花で飾る場合はコツがあります。できるだけ花を長持ちさせるには、上の葉を2、3枚残し、下の葉は取ってしまうことです。お店では、そのように処理して売られていることが多いですが、自分でお庭などから取ってくるときには葉を減らしましょう。そうすると花が長持ちしますよ。
また、花瓶などにさす前に、茎の先端をカットし、切り口を新鮮な状態にするのもポイント。そうすると水をよく吸ってくれます。
種からパワーをもらいましょう
ひまわりの原産地は、北アメリカ大陸の西部といわれています。紀元前1500年頃(日本では縄文時代)から、ひまわりの栽培が始まったとされていますが、観賞用ではなく、食用目的でした。
ひまわりの種は、当時の人々の重要な食料となっていたのです。
現在も、ヨーロッパでは、ひまわりの種を重要な食料とする国が少なくありません。種を煎って食べたり、種を絞った油を利用したりすることが多いですね。
日本では、ひまわりの種はペットの餌と見られがちですが、ネットで検索すると、いろんなレシピが出てきます。実は、ひまわりの種は、おやつにピッタリなのです。
太陽のパワーを浴びて元気に育ったひまわりを眺めるだけではなく、食べて体の中に取り入れてみるのもおすすめですよ。