4月の花、アルストロメリア「未来への憧れ」

ライフスタイル
 人目を引くエキゾチックな花をつけるアルストロメリア。

 カラフルで鮮明な花の色と、たくさんの花をつける豪華さから、近年、人気が急上昇中です。

 とは言うものの、まだ、この花の魅力とスピリチュアルなパワーを知らない人が多いのではないでしょうか。

 今回は、そんなアルストロメリアについて、いろいろとお教えいたしますよ。


人気上昇の秘密


 アルストロメリアが世界的な知名度を得るようになったのは1753年以来のこと。

 南米を旅行中だった著名な博物学者リンネが発見し、紹介したことによります。彼は、友人の植物学者アルストロメールの名前をとって「アルストロメリア」と命名しました。アルストロメリアの花言葉に「友情」が含まれているのはこのためです。

 花の色は白、オレンジ、ピンク、赤などカラフルで、品種によっては20〜30輪も花をつけるなど、他の花にはない華やいだ魅力があります。

 日本には、1920年代に入ってきました。しかし、当時、この花の持つエキゾチックで、豪華な雰囲気にピッタリな場所があまりなかったからなのでしょうか。広く普及しませんでした。

 ところが、バブル景気に沸き立つ1980年代に状況が一変します。アルストロメリアが醸し出すゴージャスな雰囲気が、時代の空気にマッチしたのでしょう。一気に日本でもポピュラーな花となりました。

 花の最盛期が春ということもあって、4月を代表する花となり、アルストロメリアの持つ華やかな印象が、新しい年度への明るい希望を感じさせるということで、「未来への憧れ」という花言葉もつけられ、親しまれるようになりました。


華やかな場を生み出すスピリチュアルな力


 アルストロメリアは、場を華やかなものにし、そこにいる人の気分を高揚させるスピリチュアルなパワーを持っています。

 アルストロメリアを置くだけで、寂しげな場所であっても明るい空気が流れ、暗い気持ちに包まれているときでも、アルストロメリアのそばにいると、気持ちがポジティブな方向に切り替わりますよ。

 なので、パーティーのような場面には必需品といえる花。また、ここは気持ちをアゲアゲにして頑張らなければというときにも、アルストロメリアをそばに置いておくと力をもらえますよ。


アルストロメリアとの付き合い方


 人気が出て品種改良が進み、日本の気候にあった品種も多数作られるようになってきました。育て方が難しくないので、気軽に楽しめる花ですよ。

 たくさんの花をつけ、花もちがよいので、長期間楽しめます。地植え、鉢植えの両方ともOK。もちろん切花でも楽しめますよ。

 地植えするなら、春に球根を植えつけるのがおすすめです。日当たりと水はけのよい場所を選びましょう。鉢植えの場合は、かなり根茎が長くなるので、深い鉢に植え付けてくださいね。

 病害虫の発生をほとんど見ない植物なので、日当たりと水のやりすぎに注意しさえすれば、比較的簡単に育てられますよ。

 世の中、いろいろなことがあり、気持ちがダウンする場面が増えてきました。そんな現代に生きる私たちに、アルストロメリアは元気を与えてくれそうです。

 以上のことを参考に、どうぞアルストロメリアに親しんでみてくださいね。



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