目標を達成させたり、夢を具現化させるためにノートを活用する人が増えてきているようです。
項目を書き込むためのマス目を自分で描くところから始める「お手製ノート」を利用する人もいれば、すでにフォーマットができている市販のノートを使う人もいます。
どのようにノートを使っていけば、目標や夢を実現させられるのか……。
ノートの形式はどうあれ、ちょっとしたコツがありますよ。
今回は、そんな計画ノートのコツについて、お教えいたします。
自分のメンタルパターンを知りましょう
ノートの作成に取りかかる前に、自分のメンタルパターンを知っておくと、ノートが作りやすくなりますよ。
まずは、1ヶ月ぐらい、自分の精神状態を観察してみましょう。
そうすると、こんな状況のときに、自分の感情はこうなりやすいとか、この天気になると、自分の感情はこう動くとか、月の前半はイケイケモードになるが、月末は落ち込みやすくなる……。このようなメンタルパターンが見えてきます。
それを踏まえた上でノートを活用していきましょう。
ネガティブ・マネージメントが大事
たとえば、自分の精神状態を「最高・高・普通・低・最低」の5段階に分け、
それぞれの精神状態に合わせた「実現へのメニュー」をノートに用意しておくといいですよ。
気分が「最高」のときはこれ、「低」のときはこれをしておくといった具合です。
「最高」や「高」のときより、落ち込んでいるときに、目標や夢の実現に向けて何をすべきかを、しっかりサポートできるようなノートを作るようにしましょう。
気分が低調のときには、前向きな考えができなくなっているもの。そんなときに、たとえば、ノートに、苦労して偉業を成し遂げた人の伝記からとった言葉や、哲学書などから拾った心に響く言葉、ドラマなどを見て勇気づけられたセリフなどを書き留めておけば、「落ち込んでいるときは、この言葉を味わう」といったメニューで、自分を励ますことができますね。
こんな感じで、気持ちが落ちているときのネガティブ・マネージメントをしっかりやっておくと、目標や夢が具現化しやすくなります。
ノートは流動的に
ノートに書く文は最長でも3行以内。本などから引用する場合も、要点のみを記したシンプルな文にするのがコツです。
キーワードとなる単語だけ記したり、言葉ではなく、絵を描いたり、画像を貼り付けたり、図形で表現してみたりと、パッと見て、内容がすぐ頭に飛び込んでくるよう工夫してみましょう。
一般的に、人間は、左端にある情報が心の奥に入りやすく、しかも青色で書かれていると、その傾向が強まるといわれています。
なので、具現化したいテーマは、ノートの左端に青色で記しておくといいですよ。
しかし、ノートに記されている計画通りに事が進まないのが現実というもの。
計画し、やってみて、計画を修正し、また、やってみる……。この繰り返しになっていきます。
なので、ノートの内容は硬直したものではなく、
絶えず、具現化に向かって流動的に変化していく。そう考えておきましょう。
そうすると、当初の計画通りに行かずに心が折れるということもありません。
以上の点を参考に、目標や夢の実現をサポートするノートを作ってみてくださいね。