梅は、開運に役立つ縁起の良い花として知られてきました。
でも、どのように梅の花を愛でたら開運につながるのでしょうか……?
ちょっとしたコツがありますよ。
今回は、そんな、開運につながる梅の花の鑑賞法についてお教えいたします。
かつての「お花見」は梅
梅は、まだ雪の残る早春に、他の花に先駆けて咲くため、
イマイチな状況から抜け出し、幸運を手にするという「出世」や「開運」を象徴する花として、古くから重視されてきました。
現在は、「花見」といえば桜の花を見ることを意味しますが、それは平安時代以降のこと。奈良時代は、「花見」といえば、梅の花を愛でることを意味するものでした。
暖房設備が整っていなかった昔のことです。梅の花の最盛期が、寒さの厳しい時期で、外に出て鑑賞するのは大変だということから、暖かくなった時期に咲く桜の花を愛でるようになったという説もあります。
でも、梅の花がもたらす開運パワーは凄いものがあるのでしょう。桜の花を見るようになっても、梅の花を愛でる習慣は、奈良時代から廃れずに、現在も続いています。
紅白の花を愛でましょう
梅の花には、紅色と白色があります。
あまり知られていませんが、紅梅の幹を切って見ると、幹の断面が花の色と同じ綺麗な紅色をしています。一方、白梅の幹の断面は白なのです。
紅梅や白梅は、花だけでなく、実は、樹木の内側も、花と同じ色になっています。外側の花だけでなく、内面も美しい色に彩る梅はすごいですね。
昔から、紅白は、縁起の良い色の組み合わせとして知られています。
梅の花を愛でるときも、紅と白の双方を同時に鑑賞すると開運効果がアップしますよ。
梅の名所には、たくさんの梅が植えられています。そこに出かけて、紅白の梅を堪能してみましょう。
紅梅の方が白梅よりも、若干、開花の時期が早いそうです。なので、行ってみたら、白梅は開花前だったということにならないよう、
開花情報を確認してから出かけてみてくださいね。
香りも堪能しましょう
五感の中でも、香りは、脳に独特な影響を及ぼすといわれています。
野生動物の多くは、まずは嗅覚を使って外部情報を収集しようとしますね。私たちにも、そのような「原始動物の資質」が残っており、嗅覚は、本能に関わることに影響を与えるといわれています。
なので、梅のパワーを心の深いところまで浸透させるには、視覚だけではなく、嗅覚から得られる刺激も活用するといいです。
梅の花を遠くから眺めるだけでなく、梅の花に近寄って、梅の花から溢れ出る香りも楽しんでみましょう。
以上のことを参考にして、梅の花から、開運パワーをゲットしてみてくださいね。