9月18日の満月の名前は「ハーベストムーン」です。
9月18日の満月は、日本人にとって、特別な意味を持つ満月ともなります。なので、ふだんは満月に関心がないという人も、今回は、願掛けしてみるのがオススメです。
そんな9月の満月について、いろいろとお教えいたします。
どうして「ハーベストムーン」?
「ハーベストムーン」と名付けたのは、北アメリカ大陸の先住民(ネイティブ・アメリカン)です。
彼らは、満月を「農作業の日程の指針」としていたため、農作業に関係深い言葉を、それぞれの満月につけていました。
北アメリカでは、9月が農作物の収穫(ハーベスト)の時期にあたります。そのため、
9月の満月は「収穫の時期を告げる月」という意味を込め、「ハーベストムーン」と呼ぶようになったのです。
北半球の多くの地域で、9月が農作物の収穫時期にあたるので、ネイティブ・アメリカンの呼び名である「ハーベストムーン」は、世界各国で使われるようになりました。
日本では「中秋の名月」
日本でも「ハーベストムーン」の頃は収穫の時期です。古くから、日本では、この時期に、秋の収穫物を供え、実りに感謝する「収穫祭」が行われてきました。
この収穫祭が行われる時期の月は「中秋の名月」と呼ばれています。
旧暦では、春は1〜3月、夏は4〜6月、秋は7〜9月、冬は10〜12月。旧暦の8月15日は、3か月間の秋の「ちょうど真ん中の日(中秋)」にあたります。
その「中秋」に見られる美しい月ということで、「中秋の名月」と呼ばれるようになったのです。
「中秋の名月」が必ずしも満月になるとは限りません。2024年の「中秋の名月」は9月17日。次の日の9月18日が満月となります。この満月が、2024年は「ハーベストムーン」となるのです。
2024年は、良いタイミングで、月に「神様へ収穫を感謝する気持ち」を投じる日が続いているのです。
9月17日から18日にかけて、今年の「いろいろな意味での収穫」を感謝し、さらなる「収穫」を、月にお願いしてみるといいですよ。2024年は、願いが通りやすくなっています。
星座のパワーも活用しましょう
9月18日の頃、月は、うお座のところに位置しています。
古くから、満月への祈りには、その位置にある「星座」の力も借りると効果的だといわれてきました。なので、9月17日から18日にかけて、月に豊穣への願いを投じるなら、うお座のパワーも活用しましょう。
うお座のパワーを利用するためには、「境界線を超えて自由になる」「大きな存在との繋がり」といった気持ちが大切になってきます。
今年の収穫を感謝すると同時に、さらなる豊穣を祈念するときには、月の向こうに、宇宙を司る「大きな存在」がいるとイメージし、そこに祈りの気持ちを投じてみましょう。
そして、自分の願う「豊穣」には、上限(境界線)を設けないことがコツ。
「大きな存在」から、望むものが次々と与えられ、豊かさがどんどん大きくなっていく……。そんなイメージを、月に向けると、うお座のパワーを活用できますよ。
あいにくの曇り空で、月が見えなくても、月がある方向に気持ちを向けると、月に、あなたの思いが届きます。
以上のことを参考に、「中秋の名月」と一緒に、9月の満月「ハーベストムーン」を楽しんでみてくださいね。