1月の満月は「ウルフムーン」です。
新年最初の満月が、どうして「狼(ウルフ)」の名前をとっているのでしょう?
きっと、何か深い意味があるはず……。
今回は、そんな1月の満月について、うんちくも交え、いろいろとお教えいたします。
ウルフムーンの由来
1月の満月を「ウルフ(狼)・ムーン(月)」と名付けたのは、北アメリカ大陸の先住民(ネイティブ・アメリカン)です。
由来については、次のように諸説ありますよ。
たとえば、真冬になって食べるものがなくなり、お腹をすかせた狼が「お腹がすいたよ……」と遠吠えをしているのが、よく聞こえるようになったから。
または、1月になると狼が繁殖期をむかえる。そのため、単独行動の多い狼がパートナーを呼び寄せるための遠吠えが耳につくようになった、などです。
確かに、それらも関係しているのでしょう。でも、もっと大きな理由がありますよ。
「月」は、宇宙に思いを投じるための「窓口」ともいえる存在。ネイティブ・アメリカンにとって、狼は「神」の象徴でした。
そこで、新年最初の「満月(宇宙への願いの投入窓口)」に神の象徴である狼のイメージを重ね、新しくスタートする年の「家内安全・無病息災・五穀豊穣」の祈りを捧げたのでした。
その風習が、現在も、「ウルフムーン」という満月の名前で残っているのです。
願をかけるなら
新年最初の満月に願いを投じるなら、ネイティブ・アメリカンにならって、今年一年の幸福を祈願してみるのがおすすめ。
日本の古い時代も、神の代理者として、「狼」は「大神(オオカミ)」と信仰の対象になっていました。
そんな古い時代の記憶が、私たちの体の中に遺伝情報として残っていますので、月に狼のイメージを重ね、祈るのは効果がありますよ。
狼は、よく見ると、とてもかわいい顔をしています。また、その姿はとても精悍です。
イメージするなら、そんなポジティブな狼の姿を月に重ねてみましょう。
星座のパワーも利用しましょう
古くから、満月への祈りには、その位置にある「星座」のパワーを引き寄せると、願いが叶いやすいといわれてきました。
1月の満月は、蟹座の位置にありますから、蟹座のパワーも利用してみましょう。
蟹座のパワーを引き寄せるキーワードは「家族・人との絆・友人・共感・思いやり」です。これらのワードに関係した祈りは、蟹座のパワーを引き寄せ、より願いが通りやすくなりますよ。これから家族を作るためのパートナーを求める恋愛に関わる祈願も思いが通りやすいです。
狼の夫婦は一生を添い遂げ、狼の家族は群れをなして生活し、食物を分け合うなど、狼は家族思いでも知られています。
なので、ウルフムーンに家族に関する幸せを祈願するのは、狼と蟹座の双方に関わるワードとなるため、一層の願望成就が期待できますよ。
満月のパワーは雨や曇り空に影響されません。なので、あいにくの悪天候で月が見えなくても大丈夫。月のある方向に気持ちを向けてみましょう。ウルフムーンに、あなたの思いが届きますよ。
以上のことを参考に、1月の満月「ウルフムーン」を楽しんでみてくださいね。