11月22日は、「1(い)・1(い)・2(ふう)・2(ふ)」と読んで「いい夫婦」の日とされています。
最近では、11月22日に婚姻届を出したり、結婚式を挙げたりすると「いい夫婦」になれるという話もあることから、カップルに注目される日になっています。
今回は、スピリチュアルな視点も交え、「いい夫婦の日」について、あれこれ、お教えいたします。
数霊「2」
11月22日は、「2」のゾロ目であり、1と1のゾロ目も足すと「2」になることから、「2」の数霊(かずだま)の影響が強くなる日です。
2は、「2つの別々のものが合一して、ひとつになる」というスピリチュアルな意味を持った数字なので、まさに、結婚にふさわしい数字といえます。
「2」の数霊の影響の強い日に、「良き夫婦」になることへの願をかけ、婚姻届を出したり、結婚式をしたりするのは、スピリチュアル的な観点からすると、理にかなったことといえますね。
しかし、2には、もうひとつのスピリチュアル的な意味があります。
それは、ひとつのものが、2つに割れて離れていく……。
この「分離を意味する2の数霊の影響」を受けないことが大切です。
分離の影響を受けないコツ
「2」のスピリチュアルな要素のうち、分離を退け、和合の方を享受するコツがあります。
それは、宇宙の根本原理となっている「陰陽和合」を意識することです。
宇宙には、「陰」と「陽」の2つの相反する要素があり、陰と陽の合一で万物が創造されていきます。この宇宙法則「2つの異なった要素の合一」が「結婚」であると意識しておくと、「いい夫婦」の状態が長続きしますよ。
性格的にも、趣味や嗜好の点においても、完全に一致する夫婦はありません。結婚生活を続けているうち、必ず違いが表面化してきます。この違いを楽しめるか、争いのタネにしてしまうかが問題です。
ここで、双方の違いを認め合いながら、「違い(自分にはない要素)」を取り入れ、足りない部分を補い合いながら夫婦生活を営むように心がけると、「2」の数霊のうち、分離を退け、和合を強める結果をもたらしますよ。
「いい夫婦の日」とは
「11月22日(いい夫婦の日)」が、最初から、婚姻届や結婚式に適した日と認識されていたわけではありません。
もともとは、1985年に、政府が、「文化の日」「勤労感謝の日」の祝日がある11月を「ゆとりの創造月間」にしようとしたところから始まりました。
そして、1988年に、財団法人余暇開発センター(現「日本生産性本部」)が、
「夫婦で余暇を楽しむライフスタイル」というスローガンを掲げて、11月22日を「いい夫婦の日」に制定したのです。
いまは、11月22日は、「これから結婚をする人」向けの日と認識されているためか、夫婦生活の長い人にはスルーされがちな日となっています。
しかし、11月22日の原点に戻って、余暇を楽しみながら、「違いがあるからこそ、夫婦でいる意味がある」と、お互いの「違い」を争いのタネにするのではなく、創造のタネにしていく。この気持ちを新たにする日だと考えると、「いい夫婦」の関係を末長く維持できます。
2の数霊の投影される11月22日に、あらためて、宇宙の「陰陽和合」の創造原理に思いを馳せてみるのはいかがでしょう。