今日はバレンタインデーですね。本命チョコ、友チョコ、義理チョコなど、さまざまなチョコレートが贈られる日です。
日本の製菓・百貨店業界の広告戦略が功を奏し、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が根付きました。しかし、贈る側も、もらう側も、チョコレートが納得できる物でなければ、ここまでの広がりを見せることはなかったはずです。
きっと、チョコレートは、そんな魅力的な、ある意味「スピリチュアルなパワー」を持っているのでしょう。今回は、その秘密に切り込んでいきたいと思います。
チョコレートの歴史
「チョコレート」と言うと、現在は固形タイプのものがイメージされますが、
19世紀までは飲み物(液体)としてのイメージが主流でした。
しかも、それは薬用で、砂糖を入れた嗜好品となるのは、ここ数百年のこと。チョコレートの歴史は今から4000年前にまで遡りますから、チョコレートの長い歴史の中では、ごく最近のことといえます。
チョコレートの原料となるカカオは、主に中央アメリカで栽培されていました。しかし、カカオの木は、大きくなるまで、他の木の陰で生育させる必要があるため、広大な土地にカカオの木だけを植え、カカオ畑を作ることができません。そのため、大量のカカオを得ることが難しく、希少品となっていました。
量が少なくても、魅力のない物だったら、見向きもされずに終わっていたかもしれません。しかし、カカオは違いました。「神の食べ物」との別名を持っていることからもわかる通り、カカオには特別な魅力があったのです。
そのため、希少なカカオは高価なものとなり、貴金属のように通貨としても使われていきました。メスの七面鳥をカカオ豆100個、オスの七面鳥だと200個、野ウサギが100個で取引されていたなどの記録が残っていますよ。
カカオのスピリチュアルなパワー
カカオは、タンパク質、脂質、鉄やマグネシウムなどのミネラル、さらには、食物繊維などを豊富に含んだ栄養価の高い食品として知られています。カカオに含まれるポリフェノールは生活習慣病の予防に効果的といわれていますね。
神は不老不死の存在です。
カカオは、そんな神の健康状態に近づける食物として、古くから「薬用」とされてきたのです。
さらに、カカオの持つアナンダミドやテオブロミンが理想的な瞑想を促進させる効果があるといわれ、中央アメリカのオルメカ、マヤ、アステカなどの古代文明では、
神につながるための「聖なる飲み物」として、さまざまな儀式で使われていました。
カカオを体に入れることで神とつながり、心や体も癒されると信じられてきたわけなのですが、そんなカカオの効能はチョコレートにも入っています。
カカオセレモニーを楽しみましょう
バレンタインデーは、チョコレートを通じて、普段以上にカカオと親しめる日です。せっかくなので、いただいたチョコレートを用いて、カカオセレモニーを楽しんでみてはどうでしょう。
カカオセレモニーとは、カカオを使った古代文明の儀式を現代風にアレンジしたものです。ネットで検索すると、たくさんのスタイルが紹介されていますよ。
基本となるのは、カカオを(チョコレートで)食べたり、(ココアで)飲んだりしてリラックスし、自分の内面に意識を向けるというものです。カカオの成分が、落ち着いた気持ちで、自分の内面に意識を向けるサポートをしてくれますよ。
特にそのことで何かをしようとか、問題を解決しようとしなくても大丈夫。
ゆったりと、心と体をゆるめていくことだけに気持ちを向けてみてください。しだいに、感情はやわらぎ、緊張はゆるみ、心が開いた感じになって、心身がフワッと軽くなるという感じを覚える人もいるとか……。こうした心身の癒しをバレンタインデーの時期に体験するのもありですよ。
ひとりでやってもいいし、パートナーと一緒にやってもいいですね。複数人でやると、人との絆を深められますよ。
愛情を深めたいカップルには、カカオセレモニーはおすすめです。
以上のことを参考に、バレンタインデーにあやかり、古代人も重用していたチョコレート(カカオ)のさまざまな効能を楽しんでみてはどうでしょうか。