今年2026年の干支は「午(うま)」ですね。このように、各年の干支については、私たちの生活に深く根付いています。しかし、月ごとの干支を意識して過ごしている方は、意外と少ないかもしれません。
実は、それぞれの月に割り当てられた干支の性質を知ることは、季節のエネルギーを味方につけ、運気を引き寄せる絶好のチャンスとなるのです。
そこで今回は、新たな一歩を踏み出す時期(4月)の干支の「巳(み)」について、いろいろお話いたします。
どうして4月が巳?
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類の動物を時間・方位・月に対応させる考え方は、今から約3000年前の古代中国で誕生したといわれています。この文化は東アジア一帯に広まり、日本には6世紀(古墳時代)頃に伝来しました。
9世紀(平安時代)以降になると、貴族から庶民に至るまで、生活の指針や縁起担ぎとして、十二支が本格的に根ざしていきます。
ところで、十二支の6番目の「巳」が、どうして4月の干支になったのでしょう。
それは、古代中国の暦の変更によります。古代中国では、「冬至」を新年とし、十二支の先頭の「子」を1月としていました。しかし、王朝の交代とともに暦が改訂され、春の始まりの「立春」を新年とする形に変わりました。この結果、
「寅」が1月になり、ここを起点とした4番目の「巳」が、4月の干支になったというわけなのです。
4月は「新しい自分」になりましょう
長い間、人々が生活の指針としてきたものには、不思議とパワーが宿ります。2千年以上も、4月に「ヘビ(巳)」のイメージを重ねてきたので、この対応関係にも、不思議なパワーが宿っていますよ。
なので、4月はヘビにあやかった行動を心がけると運気がアップします。
ヘビは脱皮を繰り返して成長していきますね。
この脱皮を、古代の人は人間にあてはめ、「再生・復活・若返り・変化」の象徴としてきました。
巳年が「新しい自分に生まれ変わる年」と前向きに解釈されることが多いのは、そのためです。
同様に巳月(4月)は「新しい自分に生まれ変わる月」。入学・入社・異動などで、古いものを脱ぎ捨てて新しい環境に飛び込んでいくことが多くなる4月は、まさに、ヘビの脱皮のイメージにピッタリの月ですよ。
「巳」という漢字は、もともと「胎児の形」を模したものという説があります。つまり、「巳」の字は、「エネルギーが形を成し、新しい命が力強く育っていく様子」を表した言葉。その「巳」の言葉のイメージ通りに、4月は、「新しい自分の誕生」の月と考えるといいですよ。
ヘビが脱皮をして新しい体を得るように、「古い自分を脱ぎ捨て、新しいステージへと進む時期」だと意識すると、4月は運気がグーンと上がります。
ヘビにあやかりましょう
少し怖いイメージを「ヘビ」に持っている人もいるかもしれませんね。しかし、
古来より、ヘビは「神の使い」「繁栄の象徴」として崇められてきました。ヘビのイメージは決してネガティブなものではありませんよ。
4月に持つべき「ヘビのイメージ」は、脱皮の他にもいくつかあります。
まずは、集中力です。ヘビは、ものすごい集中力で獲物をとらえます。
4月に、何かひとつでも「これをやり遂げる」という目標を定めてみましょう。そうすると、ヘビが獲物をとらえるような確かな集中力によって、思いが現実になりやすいです。4月中、フワッとした気分のままでいると、あっという間に1年が終わってしまいます。なので、4月の目標は大事ですよ。
あとは、知恵。ヘビは「知恵の神様」です。4月は、新しい人間関係が生まれる時期ですね。
ヘビは洞察力が鋭く、冷静に状況を見極める「知恵の象徴」とされてきました。焦って周囲に合わせるのではなく、ヘビのように落ち着いて本質を見極める姿勢をキープすると、あなたにとって、本当に大切な「縁」が結ばれていきます。人間関係を誤ると運気がダウンするので、そうならないように、ヘビにあやかってみてくださいね。
「巳(ヘビ)」のイメージの影響力は、5月前半まで及びます。以上のことを参考に、有意義な春にしていってくださいね。