誰かが死ぬ夢というのは、その人が本当に死んでしまう予知夢ではないかと不安になりやすいものです。
しかし、夢の中の登場人物というのは、基本的に自分の人格の一部の象徴と解釈します。
ですから、誰かが死ぬ夢を見てもそれが予知夢や、潜在意識の中でその人に死んで欲しいと思っているということではありません。
例えば「父親が死ぬ」という夢を見たとしましょう。
「父親」は「自分の中のリーダーシップや積極性」の象徴で、それが「死ぬ」というのは、これまで重くのしかかっていた圧力や権力から解放される暗示や、事業面で独立したり、ひとり暮らしを始めるチャンスを示しています。
また凶夢ならば、周囲に働きかけるパワーが落ちてきていると考えられます。
ライバルに先を越されたり、集団の中のリーダーシップがとれなくなることを表しているのです。
夢診断に寄せられる夢の中で多いのは「子供が死ぬ夢」ですが、これも心配する事は特にありません。
特に、実の子供が死にそうになる夢は、今まで自由奔放・天真爛漫に過ごしてきた自分が、変化のときを迎えることを意味します。
吉夢の場合、自分の欠点、とりわけ子供のころからの悪い習慣を改めるチャンスが与えられるでしょう。
実の子供が健康なのに、この夢を見た場合は、いっそう意味が強くなります。
もしくは、そろそろ、いい意味での子離れの時期が近づいている事を表しているようです。
それから、その人が病気や体調がよくない時などは、つい心配で悪い方向に考えてしまい、そうなったらどうしよう…という気持ちが夢に反映されている事もあります。
あまりに心配しすぎて、そうなった時に自分はどうしたら良いのかと夢でシュミレーションしているのです。
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