源氏物語と夢
今回は少し目先を変えて、日本の古典をひもといてみましょう。
日本が世界に誇る文学作品、紫式部の『源氏物語』にも、不思議な夢が出てきます。
物語の中で夢を見るのは、六条御息子所(ろくじょうのみやすどころ)という高貴な女性。
彼女は、主人公である光源氏の愛人です。
光源氏の妻がちょうど難産で苦しんでいるとき、この女性は、その妻を叩いたり蹴飛ばしたりしている夢を見ます。
そしてふっと夢から覚めると、自分の体に、なぜかお香のにおいがしみついていることに気づくのでした。
当時は、病気や出産で苦しむ人がいると、その部屋の周囲でお香を炊いたり、お経をとなえたりするのが常だったのです。
光源氏の妻の枕元でも、もちろん大勢のお坊さんがお経を読み、お香をたいていました。
六条御息子所は、自分の魂がさまよい出て光源氏の妻のもとへ行き、彼女にひどい仕打ちをしたのだろうかと思い、惑乱します。
妻は結局、難産がもとで死んでしまいます。
夢が現実と結びついた、恐ろしくも不思議な話だと思います。
源氏物語の「葵」の巻に出ていますから、興味のある人はぜひ現代語訳を読んでみてください。
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