フロイト2
今回は、フロイトが用いた「イド」という概念について説明しましょう。
イドとは、英語のitに当たる言葉であり、フロイトはこれを人間の精神に潜む原始的・動物的・本能的な部分を表すものとして用いました。
イドは、原始的で野蛮な欲望のかたまりで、自分が欲するもののみをどこまでも追求します。
ただ、こうした原始の荒々しい情動なくしては、私たち人間という種族が今日まで生き延びることは不可能だったでしょう。
もちろん、現代人たる私たちの中にもイドは息づいていますし、夢の中でも「反社会的、破壊的で衝動的な願望のシンボル」として登場します。
しかし、このイドが、私たちの覚醒時に100%前面に出てしまうと、社会は正常に機能しなくなってしまいます。
また、たとえ夢の中といえども、自分の中のイドに直面することは、だれにとってもショッキングで不快な体験なので、イドは通常、さまざまな形に置き換えられ、変形・抑圧されて夢に現れます。
こうした機能を「検閲」とフロイトは名づけました。
この「検閲」は、「エゴ」によって行われます。というわけで、次回は、イドを押さえ込む「エゴ」についてご紹介します。
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