お正月休みが定着したのは江戸時代!?知っておきたいお正月豆知識A

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 お正月豆知識第二弾です! どれだけ知っているかチャレンジしてみてくださいね。

◎三が日とは?

 三が日とは、1月1日から3日までのことをいいます。

 「三が日くらいは、ゆっくりお休みしたいね…」という会話がごく普通に交わされるくらい、休日というイメージが一般的ですが、実は祝日法を見ると、「国民の祝日」と定められているのは1月1日だけです。

 しかし、官公庁や銀行などを筆頭に、一般企業でも年末から三が日にかけては休業するところがほとんどです。また、交通機関も、休日ダイヤで運行されることが多いようです。

 このように、年末年始にまとめて休みをとる習慣は、江戸時代に定着したとの説があります。

◎書き初め

 三が日にはさまざまな正月行事が行われますが、書き初めもそのひとつです。

 書き初めをするのは1月2日ですが、これはかつて、農家の「作り初め」や商家の「初商い」が、この日に行われたため、それにならったといわれています。

 書き初めは、宮中をはじめごく一部の人たちだけが行っていましたが、江戸時代末期から明治期以降には、一般庶民の間にも広がりました。

 なお、書いた紙は、11日の左義長(「とんど焼き」「どんど焼き」ともいう)のときに焼きますが、その灰が高く舞い上がると、習字が上達するのだそうです。

◎お年玉

 子供たちが楽しみにしているお年玉は、もともと歳神様にお供えしたものを神前から下げて、神様からの賜り物として皆で分けたのが始まりといわれています。

 三が日のうちに渡すという決まりはありませんが、おおむね1日から3日の間に近親者と会うときに、手渡すことが多いのではないでしょうか。

 大人から子供たちにあげるほか、お世話になった祖父母や年老いた父母へ、孝行の一環としてお年玉をさしあげるのもおすすめです。

◎お正月の遊びいろいろ

 お正月ならではの遊びもいろいろあります。

 たとえば、羽根つき、独楽まわし、凧あげ、福笑い、かるた、百人一首……。

 しかし近年では、こうした遊びに興じる子供たちを見かける機会が、めっきり減ってきたように思います。たまには家庭などで、懐かしい遊びをしてみるのもいいかもしれません。

◎箱根駅伝

 1月2日に往路、1月3日に復路を走る「箱根駅伝」は、正式名称を「東京箱根間往復大学駅伝競走」といい、関東地方の大学が出場し、スピードを競います。

 もう85回以上開催されているこの大会は、特に関東地方では三が日の風物詩として親しまれています。

◎三が日と松の内

 1月1日から3日までを「三が日」というのに対して、おもに関東地方では1月1日から7日までを「松の内」といいます。
 これは、年が明けて7日までは、お正月の松飾りなどを飾っておくところから来ているようです。

 7日が過ぎ、松飾りなどを片付けることを「松が取れる」といいますが、このあたりからお正月気分は完全に返上して、仕事に本腰を入れるなど、通常の生活へと戻っていくことになります。

 なお、おもに関西地方では、1月1日から15日までが「松の内」で、松飾りなどは、この日まで飾っておくようです。

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