悲哀を克服して幸福を得るオパール、10月の誕生石

スピリチュアル
 オパールは、とても個性的な石です。

 上手に取り扱うと、あなたに大きな幸せを与えます。

 その取り扱い方とは?

 今回は、オパールの扱い方について、いろいろなうんちくもまじえながら、お教えいたします。


美しさを象徴する石


   オパールは古くから幸運のお守りとされ、身につける者に、美しさだけではなく、成功や幸せを運ぶ石と言われてきました。

 古代ローマの時代ではオパールは「神の石」として親しまれ、中近東ではカミナリの光が凝り固まってできた石と信じられてきました。メキシコでは、神事の装飾に欠かせない石として、今も大切にされていますよ。

 北欧では、オパールは若さを与えてくれる石と、古くから信じられてきました。今でも北欧の女性は、オパールのヘアバンドをつけ、白髪を予防しているそうです。

 イギリスの文豪シェークスピアはオパールを「宝石の女王」と記し、フランスの著名な詩人のボードレールは、美しさを象徴するものとしてオパールという言葉をさかんに使ってきました。

 ちなみに、イギリスのエリザベス女王が最も大切にしているアクセサリーが、オパールのアクセサリーだそうです。公式のパーティーで、お気に入りのオパールのアクセサリーを頻繁に身につけていますよ。


独特な色合いの効果


 オパールが美のシンボルとされてきたのは、その美しい色合いです。

 見る方向によって青、赤、黄、乳白色などが混ざり合い、虹のような複雑な色合いが楽しめます。

 さまざまな色が動き、フワフワと遊びまわっているかのように見えることから、オパール独特の色合いに見られる現象は「遊色効果」と呼ばれています。

 この変幻自在な色調が、オパールに個性的なパワーを与えることになりました。

それは、身につけた人の冒険心を高める効果なのです。


非日常を楽しみたい時に身につけましょう


 オパールを身につけると、冒険心が高まり、ふだん、絶対にしないだろうと思われることにチャレンジしたくなってきます。

 中世のヨーロッパで、「オパールが人生を狂わせる」と言われることもありました。これは、オパールの冒険心をあおる作用のことを言っているわけです。

 なので、オパールは普段とは違った、非日常を楽しみたい時に身につけるのがおすすめ。

 たとえば、楽しい旅行に出かけるとか、ワクワクするような場所に遊びに出かける、あるいは喜ばしいパーティーに出る……。そういった、普段とは違ったシチュエーションの時に身につけると、この非日常の出来事が、より楽しめ、ふだんできないような大胆なことも、自然に楽しくできてしまいます。

 ただし、安定が求められる日常の暮らしに戻ったら、オパールをはずしましょう。

 オパールは気持ちに大きな変化を与える石なので、身につける場面に気をつければ、あなたに大きな幸せを与えてくれる石になりますよ。

 オパールのパワーを使うのは、非日常の場面に限定するのがコツ。エリザベス女王が、非日常のパーティーで身につけるお気に入りの宝石にしているのは、そのような理由があるのです。

 あなたも、そんなオパールのパワーにあやかってみてくださいね。



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