瞑想とは、ボンヤリすること?
間違いではありませんが、正解ともいえません。
瞑想を効果的におこなうと、眠っていた能力が開花し、人生を幸せなものにしていくことができますよ。
今回は、能力開発にもつながる、効果的な瞑想の方法について秋山先生に伺ってみました。ご紹介いたします。
長さよりも質が大事
瞑想にかける時間は、長いほど良いのかというとそうではありません。浅い瞑想をダラダラと長時間続けても、能力開発につながる効果的な瞑想とはいえないのです。
そもそも、昔と違って、現代に生きる私たちは日々忙しく、長時間、瞑想をしている暇がありません。
なので、5分でいいので、深い瞑想をすることが大事。
その方法は、まず、目を閉じて視覚情報を遮断し、脳をリラックスさせます。
続いて、吸うより、吐く息の方を少し長めにし、呼吸に気持ちを集中させてください。瞑想の導入に、この呼吸をするだけで、瞑想は深いものとなりますよ。その呼吸を5〜6回やったら、リラックスモードに入ります。その時は、呼吸をもとの状態に戻してもOKです。
5分ほどしたら、手の指を閉じたり開いたりするなどして、体の感覚を取り戻していきましょう。これで瞑想は終了です。
目を閉じて静かにしているだけなので、通勤電車の中などでもできますね。
こんな短い瞑想を、気軽に、朝や夜など、1日に何回かやってみるといいですよ。
瞑想は、自分を「無」の境地に導く所作ともいえます。この「無」に近づける時間をできるだけ持つと、あなたにとって不必要なことに惑わされることがなくなって、心が安らかになっていきます。
心がそうなってくると、さまざまな能力は、自動的に発現していきますよ。
念力を発動させたい場合
自分にとって望ましいことが起こるのを、受動的に、ただ待っているのではなく、自分から働きかけて現実化するには、念力が必要です。それには、ちょっとしたコツがありますよ。
念を通す(願望を現実化する)コツは、瞑想中に五感を使って、理想の状況をイメージすることです。
瞑想のリラックスモードに入ったら、現実化したいことを視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を総動員してイメージしてみましょう。特に、温度、重さ、感触に関わる触覚が大事ですよ。
何か欲しいものがあったら、すでに、それを手にしている状況を、五感をフルに使ってイメージし、さらに、そこに、喜びの感情を流し込みましょう。
短時間であっても、継続しておこなうと、願望実現の確率が、どんどん上がっていきますよ。
悪い情報を感じても心配しないで
瞑想が習慣化すると、直感が冴えわたるようになってきます。
ここで注意が必要です。
情報には、自分にとって良いものと、悪いものがあります。良い情報は、多少、放置しておいても大丈夫ですが、悪い情報を放置すると、自分の命を危険にさらす恐れがあります。
そこで、良い情報と悪い情報の両方がある場合でも、身を守る目的から、悪い情報を優先的に拾うという本能を私たちは持っています。
直感力が高まってくると、嫌な予感をおぼえる機会が増えたり、物事や他人の悪い面ばかりが見えるようになったりするかもしれません。でも、それは、仕方がない部分です。もし、そんな状態になったら、そういうものだと思って達観しましょう。
嫌な予感があったら、できる範囲の対策を講じておき、不足の事態に陥ったときのリスクマネジメントをしておけば大丈夫。必要以上に、気に病む必要はありません。瞑想による直感力の高まりから生じる「負の影響」を、あらかじめ想定内としておくと、安心して深い瞑想に取り組めますよ。
悪い面が目につくようになったら、「その裏には、どんな良さが隠れているのだろう」といった感じで、良い情報に積極的にアクセスするようにしてみるといいです。
これが習慣化されると、直感は、良い情報を優先的に拾うようになっていきますよ。
以上のことを参考に、充実した瞑想を習慣にしてみてくださいね。