3月の満月は「ワームムーン」です。
「ワーム」は「芋虫」の意味なので、和訳すると、3月の満月は「芋虫月」となります。
「芋虫月」とは、ずいぶん変な名称ですね。きっと、何か深い意味があるに違いありません。
今回は、そんな3月の満月について、うんちくも交えて、いろいろとお教えいたします。
ワームムーンの由来
「ワーム・ムーン(芋虫の満月)」という、不思議な名前をつけたのは、北アメリカ大陸の先住民(ネイティブ・アメリカン)です。
彼らは、各時期の満月に「生活の指針」となる名前をつけ、満月の名前を呼び合うことで、その時期にやるべきことを失念しないようにしていました。「ワームムーン」も、そのひとつです。
3月になると、土壌にあたたかさが戻り始め、冬の寒さで休眠していた芋虫が地上に現れてきます。この光景を眺め、彼らは、ひっそりと息を潜めるように眠っていた大地が息を吹き返すのを感じました。
となると、自分たちも自然界の動きに合わせて、活動的になっていかなければなりません。「さぁ、いよいよ、その時だ」という意味合いを込めて、3月の満月に「ワームムーン」という名前をつけたのです。
日本でも、「冬ごもりしていた地中の虫が、はい出てくる」という意味を持った「啓蟄(けいちつ)」の節気(3月上旬〜中旬ごろ)があります。
日本人も、ネイティブ・アメリカンと同じ視点で季節の移り変わりを感じていたのは興味深いですね。
ワームムーンへの願い事は
「芋虫」は、世界の様々な神話で、「生まれ変わり」「復活」「再生」「変革」の象徴とされてきました。
ワームムーンに願をかけるなら、そのようなテーマを重ねてみるといいですよ。願いが通りやすくなります。たとえば、自分自身の成長、金運アップ、悪縁排除、より良い人間関係の構築、心の平安などですよ。
これまでイマイチだった運気の人も、ワームムーンへの願掛けが通り、心機一転、逆転のチャンスを手にできるかもしれませんよ。
星座の力も利用しましょう
古くから、満月への祈りには、近くにある星座のパワーを引き寄せると、願いが叶いやすいといわれてきました。
3月の満月は、乙女座の位置にあります。なので、乙女座の力をもらいましょう。
乙女座は、ボランティア精神、そして、献身的に働く強さと優しさを象徴する星です。
「自分一人が幸せになればよい」というのではなく、「自分が幸せになることで、まわりも幸せになっていく」といった気持ちで満月に願いを投じると、乙女座と共鳴し、乙女座のパワーを引き寄せることができますよ。
満月のパワーは、雨や曇り空に影響されません。悪天候で月が見えなくても、月の方向に気持ちを向けてみましょう。ワームムーンにあなたの思いが届きますよ。
以上のことを参考に、3月の満月「ワームムーン」を楽しんでみてくださいね。