6月の誕生木は、楠

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 誕生月に関係する花や宝石はよく知られていますね。誕生月に関係する「木」もあるのですが、まだ、一般的ではないようです。

 しかし、その月に、特定の樹木に親しむことで得られるスピリチュアルパワーということに関していうと、もしかしたら、花や宝石以上かもしれませんよ。

 今回は、6月の誕生木である「楠(クスノキ)」について、スピリチュアルな観点も含め、いろいろとお教えいたします。誕生木を活用してみましょう。



なぜ6月の誕生木に?


 楠は「水に強い木」として、昔から知られてきました。普通の木材に水が当たると腐食が進むのに、楠は、特別な処理をしなくても、水の侵食を受けにくいという性質を持っています。

 広島県の厳島神社の大鳥居(世界文化遺産)は、海の中にたっていますが、楠の自然木が、大鳥居の建材に使われています。建築後、百年以上が経過した今も、大鳥居は健在です。このような楠の耐水性をありがたがって、昔の人は、船の材料としても利用してきました。

 6月は雨が多くなる時期です。多くの木材が、雨にあたってダメになる中、楠は雨の影響を受けません。そのような強いパワーにあやかろうと、6月の誕生木に楠が選ばれたというわけなのです。



楠の魔除けパワー


 雨が多くなる6月は、湿度が高まり、昔の日本では、ダニやシラミなどの被害が増え、さらには、疫病が蔓延しやすい時期となっていました。そんな各種の「魔」を祓うために、楠は活用されていたのです。

 たとえば、楠から「樟脳(しょうのう)」が取れます。樟脳は、害虫や病原菌に対する魔除け効果が抜群。昔の日本人は、樟脳をタンスの中に入れたり、葉や枝を燃やしたりすることで、害虫や害獣が来るのを防いでいました。

 さらに、楠は薬としても知られています。血行促進、鎮痛、消炎、鎮痒作用が高く、疲労回復、肩こり、腰痛、神経痛、リウマチなどの症状をやわらげるためにも用いられてきました。

 このような魔を祓う楠のパワーを感じた昔の人は、精霊が宿る木と考え、楠は御神木として、神社などに植えられてきたのです。



楠の活用法


 6月は、太陽の光を浴びにくい時期となります。この時期、「魔」に包まれないためにも、昔の人にならって、楠に親しんでみるといいです。

 たとえば、神社仏閣に植えられている楠に触れたり、楠の香りが漂う木製品を近くに置くのがおすすめですよ。

 楠の香りの成分は、リラックスさせたり、ストレスをやわらげたり、気持ちを高揚させる働きがあるといわれています。楠で作られた扇子であおぐと、風と一緒に、清涼感のある楠の香りを運んでくれますよ。

 6月生まれの人はもとより、他月生まれの人も、以上のことを参考に、太陽の光が不足し、テンションが落ちがちな6月は、楠に親しみ、「魔」を引き寄せないようにしてみてくださいね。



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