夏場は、怪談話が盛んになる時期。そんなこともあってなのか、7月26日は「幽霊の日」です。
しかし、幽霊って、そもそも何なのでしょう。
今回は、そんな幽霊について、基本的な部分を、いろいろなウンチクも交え、お教えいたします。
幽霊とは
「幽霊」とは、簡単に言うと「過去に生きた人の思い」のことです。
その意味では、幽霊は「過去人」と呼んでもよいかもしれません。
例えば、電車に乗ったら、ちょうど座席を立った人がいたので、空いた座席に座った。そうすると、前の人の座席に残っている体温を感じ、その人がいなくなっても、その人に接触している感覚になりますね。
その場に残る体温と同様に、人の強い思いも特定の場所に残留したり、あるいは、思いを伝えたい人のそばに、時空を飛び越えて移動する場合があります(しかし、時空移動の場合も、この世に思いが残っているという点では同じですね)。
このような「残留した過去人の思いに接触すること」が「幽霊に出会う」という現象です。
空気中のマイナスイオンの濃度が高まると、過去人の思いへの接触率が高まります。
日本でマイナスイオンが多くなりやすいのが夏場なので、夏に幽霊話が多くなるのです。
「思い」は消化しておきましょう
宇宙の法則の観点では、死んだら、まっすぐあの世に行き、あの世から、この世に生きる人たちをサポートすることが推奨されています。
なので、死んだ後も、この世に思い残し、この世に生きる人を怖がらせたり、驚かせたりするのはNGなのです。とは言うものの、やむにやまれぬ事情があってなのか、強い思いを、この世に残している霊も少なくありませんね。
しかし、アチラの世界の秩序を管理している「警察」のような存在もあり、死んだのにアチラの世界に行かず、コチラの世界の住人にいつまでも関わっている霊は、アチラの「警察」から怒られたりするそうですよ。
なので、私たちは生きているうちに、自分の思いをきれいさっぱり、この世で発散し、「もう悔いはない」と、あの世に旅立っていくのが理想です。
この世に強い思いを残すと、宇宙の法則にそむくことになり、いろいろと厄介なことになるので、気をつけた方がよさそうですね。
なので、自分の思いを溜め込まないように、運動・遊び・趣味・旅行など、ポジティブな形で発散させる手段をいくつも用意しておいた方がよいでしょう。
幽霊画の利用法
この世に残留する強い思いは、良いものもありますが、
圧倒的に「苦しい」「つらい」「悲しい」「悔しい」といったネガティブなものが多いです。幽霊画は、過去人のダークな思いに感応した画家が描いたものなので、怖い絵になっています。
7月26日が「幽霊の日」になったのは、1825年(江戸時代)の7月26日に、鶴屋南北の「東海道四谷怪談」が初演されたことに由来しています。幽霊画といえば、この物語の主人公のお岩さんの恨めしい顔を思い出す人は多いかも知れませんね。
いつも、怖い幽霊画をそばに置いておくのは、悪影響を受けるおそれがあるので避けた方が無難です。でも、そんな幽霊画にも活用法がありますよ。
「毒をもって毒を制す」という言葉があるように、ネガティブなものに、ネガティブなものをぶつけて相殺させるのです。
大切なお客様がいらっしゃるときとか、重要な節句の時期などに、悪いものが家に入ってこないよう、鬼門(北東)の方角に幽霊画をかけておくというアプローチがありますよ。
「幽霊画が家にある」という人は、捨てることはありません。普段は目につかない場所にしまっておき、大切な場面で活用すれば、幽霊画はあなたをサポートする良き物になります。
以上のことを参考に、この世に強い思いを残し、幽霊にならないような充実した人生を送っていきましょう。