1月の誕生木は、松

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 特定の月に親しむと、運気に弾みがつく木が「誕生木」に制定されています。1月の誕生木になっているのは「松」です。

 松は、古くからスピリチュアルな木の代表格として重用されてきた木です。

 今回は、そんなスピリチュアルな視点も交えて、1月の誕生木「松」について、いろいろとお教えいたします。



松のパワー


 冬でも、青々とした葉を付けていたり、雪の中でも花を咲かせるような生命力の強い植物があります。その代表が松、竹、梅です。

 日本ではこの3つをセットにして「松竹梅」と呼ぶこともありますね。現在も、お寿司などで、松は「特上」、竹は「上」、梅は「並」とランク付けされるように、松が別格的な扱いを受けています。

 厳寒の時期はもとより、他の樹木が生えないような岩や砂だらけの荒地でも、松は育ちます。海岸地帯でもよく育つので、日本では、白い砂と青々としたマツの樹冠の対比の美しさを「白砂青松」と呼んで愛でてきました。

 この強い生命力を表すかのように、松は、他の木材に比べて可燃性の樹脂を多く含むため、マッチ1本で着火できます。このため、以前は焚き付けに用いられてきました。また、燃焼の際、他の木材に比べて熱量が多いので、陶磁器を焼き上げる登り窯や、金属加工の鍛冶用の炭として、松は現在も珍重されています。

 「たいまつ」を「松明」と書くように、かつては、「松の炎」は明かりとしても重要なものでした。



神聖な松


 日本は、古くは「太陽信仰」の強い国でした。太陽は熱を地上に届けてくれます。同じように、強い熱を放つ松が、太陽信仰と結びつき、神を宿す木とみなされていったのは必然的なものがありました。こうして、松は神仏を地上に導く神聖な樹木とみなされるようになっていったのです。

 このようなイメージから、天から降りてきた聖女が水浴びをするために脱いだ衣を、松の木にかけたという話(羽衣伝説)が生まれました。

 また、能舞台の中央には「大きな松」が描かれています。これは、奈良の春日大社にある「影向(ようごう)の松」をモチーフとしたもので、この松は神仏の「通路」、すなわち「依代(よりしろ)」とされてきたものでした。能は単なる娯楽ではなく、神仏のパワーを引き寄せるための呪術に源を発しているため、神仏を導く松の木が、今も能の舞台に描かれているのです。

 お正月の時期には、新しい年の無病息災、五穀豊穣、子孫繁栄などを求め、神仏のパワーを家に招き入れる必要があります。そのために、お正月の「松飾り」が定番となったのです。

 ここから、松は「1月の誕生木」に選ばれることにもなりました。



松に親しみましょう


 お正月の時期は、あちこちに松飾りが置かれていますので、縁起物の松に親しめる良い時期です。でも、意識しないと、松の聖なるパワーも素通りしてしまいます。

 松の木の持つ強い生命力、そして、木の中に秘められている太陽神に通じる「火のパワー」をイメージし、古人のように、心身はもとより、財政面など、あらゆる分野における健全な発展を松に祈願すると、松はパワーを与えてくれますよ。

 以上のことを参考に、1月生まれの人はもとより、他月生まれの人も、1月は、松のパワーにあやかってみてくださいね。




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